日本人の友人たちが私のためにお別れ会を開いてくれました。ある人のお宅にお邪魔して、みんなで料理を作って食べるというアットホームなお別れ会でした。
この日、私に内緒で用意されていた大きなケーキ。
ケーキにチョコレートで書かれたメッセージは、「再见」ではなく「谢谢」という言葉でした。このメッセージを見て、改めて異国の地でいつも私を支えてくれた友人たちの優しさを痛感しました。「ありがとう」と言うべきなのは私のほうなのに、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
上海をはじめ中国内のホテルを予約する時、中国語のHPを利用すると日本語のHPより更に安い料金でホテルに宿泊できることもあります。
携程旅行網(http://www.ctrip.com)は中国人の知人から教えてもらったHPですが、情報量も豊富で日本人にも使いやすいと思います。トップページから「酒店」というところをクリックするとホテルの情報が検索できます。ホテルのページでは実際宿泊した人たちのコメントもついていて参考になります。結構辛口のコメントも多いですが面白いです。
衣料品などが安く売られている七浦路という地域へ先日初めて行ってきました。大きな建物の中に小さなお店が所狭しと並んでいます。雑然と並べられた商品と異常な熱気は、ソウルの東大門市場のような雰囲気です。お店によっては日本など海外のブランド品を扱っているところもあり、本物か偽物か疑わしいのですが、お店の人は本物と言い切っていました。それはそれで「どこから仕入れたんですか」と突っ込みたくなりますが秘密のルートがあるんでしょう・・・。
これらのお店は大部分が値切り交渉もOKなので、値切り上手な友人と行った私は「なるほどこう言うのか」と感心しながら値切りの様子を眺めていました。私も最近は多少の値切り方を覚えましたが、まだまだ日本人価格で売りつけられている気がしてなりません。
七浦路は上海の底力を体験するため観光客の方にもお勧めですが、場所によっては真っ直ぐ歩けないほどの人ごみなのでスリには十分に注意が必要です。
上海はビジネスチャンスに溢れた街だと言われていますが、私も何度か「これは商売として成り立つかも」ということを思いつきました。来た当初はお金を自由に使える若い中国人女性を対象にした商売を考えることが多かったのですが、徐々に上海在住の日本人を対象にした商売を思いつくようになりました。上海には何万人もの日本人がいて日本人が集まって住んでいる地域もあります。彼らだけを相手にしてもそれなりの市場です。同じ日本人であれば彼らが必要とするもの、好むものも予想しやすいので比較的商売がやりやすいのではないかと思います。
勿論、商売で成功するのは本当に難しいことでもあり、現実には自分が上海で商売を始めることはないのですが、この街に住みながらこういうことを考えるのはとても楽しいことでした(日本にいる頃はそんな商魂全くなかったのに・・・)。
上海に来た当初、中国のテレビ番組を見ていても全く理解できずほとんどテレビをつけることがありませんでした。少し中国語が分かるようになってからよく見たのが歌番組です。定期的に放送されているのか分かりませんが、大きなスタジアムのような広い会場で何人かの歌手が歌うスタイルの歌番組を何度か見ました。日本で言うと大晦日のレコード大賞のようなノリで、1人の歌手に30人くらいのバックダンサーが付いて踊ったり、歌手が白馬に乗ってステージに現れたり、見ていてこちらが恥ずかしくなるほど凝った演出でした。
私は歌番組には本当に感謝しています。歌の意味はイマイチ分からなくても、舞台上で繰り広げられる‘ショー’を見ていると、辛い時でも「ププッ」と笑うことができました。